石油輸出国機構(OPEC)は、9月24日に公表した2024年版世界石油需給見通しで、2050年の世界石油需要が日量1億2010万バレルに達すると予測。前年(日量1億0220万バレル)の見通しから上方修正し、長期的に石油需要が拡大するとの強気な見通しを示しております。

インドを中心にアジアやアフリカ、中東で石油需要が今後も伸びると予測。先進国で構成する経済協力開発機構(OECD)加盟国では需要が落ち込むものの、非加盟国の新興・途上国では日量2800万バレル増加すると見込んでおります。

OPECは、特に石油化学、道路輸送、航空の3部門が今後の需要拡大に重要な役割を果たすと説明。道路輸送では電気自動車(EV)の普及が進む一方、2020年時点でも世界の自動車の7割以上が内燃機関車になると予測しております。

国際エネルギー機関(IEA)は6月に公表した石油市場に関する報告書で、世界需要が2029年に日量1億0560バレルでピークに達すると予測しており、OPECの予測とは大きな隔たりがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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