NY原油
↓クリックすると拡大します↓
石油輸出国機構(OPEC)のガイス事務局長は6月10日に、カナダのアルバータ州で開催された業界会合で、世界の人口が増加する中、石油需要の伸びは今後20年半にわたり堅調に推移するとの見方を示しました。OPECは、現在から2050年までに世のエネルギー需要は24%増加し、石油需要は日量1億2000万バレルを超えると予想しております。
ガイス氏は、「近い将来に石油需要のピークは来ない」と指摘。需要の伸び予想を踏まえ、OPECは世界の石油・ガス投資が十分でないとの懸念を一貫して示してきたとし、十分な投資がなければエネルギー安全保障が損なわれ、生産国と消費国の双方が不安定な状況に陥る恐れがあると警告。その上で、OPECは今後25年で17兆4000億ドル規模の投資が必要になると予測していると述べました。
ガイス氏は気候変動対策に否定的であることで知られますが、同氏はOPECはこの取り組みに反発する最近の動きを歓迎していると説明。気候変動対策が、特定期限までに目標達成することに過度に焦点を当てていると批判し、各国が二酸化炭素(CO2)の排出を削減する必要はあるが、エネルギー源を選択することを意味するものではないと強調しました。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。