OPEC加盟国の原油生産量
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石油輸出国機構(OPEC)が12月13日に発表した月報によると、11月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量5.8万バレル減の日量2783.7万バレルで、3ヶ月ぶりに減少に転じております。自主減産を行っているサウジアラビアの産油量は、前月比日量1.1万バレル増の日量899.8万バレルでした。
なお、OPECは2024年の石油市場のファンダメンタルズ(基礎的要因)について、引き続き慎重ながらも楽観しているとした上で、最近の原油相場安は「過度な懸念」が要因だと説明。2024年世界石油需要量は比較的高水準になると見込んでおります。2023年世界石油需要は前年比日量245万バレル増の日量1億0211万バレル、2024年は前年比日量225万バレル増の日量1億0436万バレルと予測。共に前月見通しで据え置いております。
OPECは、投機筋が原油安に大きな影響を及ぼしたと指摘。11月の原油先物市場について、「荒い値動きとなる中、大量の売りが出たことが響いた」と述べ、「需要の伸びに対する過度な懸念にあおられ、投資家心理にマイナスの影響を与えた」と主張しております。
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