OPEC加盟国の原油生産量
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石油輸出国機構(OPEC)が2月12日に発表した月報によると、1月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量12.2万バレル減少の日量2667.8万バレルと、4ヶ月ぶりに減少に転じました。加盟12ヶ国中、増加した国はリビアのみ。減少した国は9ヶ国で、2ヶ国は変わらずでした。
国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量1.3万バレル減の日量893.7万バレル。3ヶ月連続で減少しております。UAEは前月比3.7万バレル減、ナイジェリアは前月比日量3.0万バレル減。一方、リビアは前月比日量1.7万バレル増だった。
OPEC加盟国の原油生産量
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2025年世界石油需要は前年比日量145万バレル増の日量1億0375万バレルとし、前月見通しで据え置き。2026年も前年比日量143万バレル増の日量1億0663万バレルと、前月見通しで据え置いております。2025年は、航空需要などが牽引し、輸送用の需要が伸びると予測しております。なお、トランプ米政権について「通商政策が市場に不確実性をもたらす可能性がある」と懸念も示しております。
中国の需要については、2025年は前年比日量31万バレル増の日量1698万バレルと、前月見通し(日量1705万バレル)から下方修正。2026年は前年比日量27万バレル増の日量1725万バレルと、前月見通し(日量1732万バレル)から同じく引き下げております。
OPECの世界原油需要見通し
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