OPEC加盟国の原油生産量
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石油輸出国機構(OPEC)が5月14日に発表した月報によると、4月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量4.8万バレル減少の日量2657.5万バレルと、4ヶ月ぶりに減少に転じました。
国別では、サウジアラビアは前月比日量0.2万バレル増の日量902.9万バレル。UAEは前月比日量0.5万バレル増、イラクは前月比日量3.1万バレル減、ナイジェリアは前月比日量4.6万バレル減でした。
また、OPECと非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の減産対象外国であるイランは前月比日量1.4万バレル増、リビアは前月比日量0.8万バレル増、ベネズエラは前月比日量1.3万バレル減でした。
なお、OPEC非加盟は前月比日量19.8万バレル減少の日量1444.5万バレルで、「OPECプラス」では前月比日量24.6万バレル減少の日量4102.0万バレルでした。ロシアは前月比日量15.4万バレル減の日量929.2万バレルでした。
2024年世界石油需要は前年比日量225万バレル増の日量1億0446万バレルとし、前月見通しで据え置いております。据え置きは2ヶ月連続。2025年は前年比日量185万バレル増の日量1億0631万バレルと、こちらも前月見通しで据え置いております。
OPECは「一定の下振れリスクがあるものの、年初からの勢いは続いており、今年の世界経済成長にさらなる上振れの可能性をもたらすかもしれない」との見方を示しました。
また、現在は「OPECプラス」が市場での協力を巡る主要な議論の場であるとし、「OPECプラス」産の原油需要見通しに焦点を移すとした上で、「OPEC産」原油の需要見通しの公表を中止し、「OPECプラス産」の原油需要予想に切り替えるとしております。
なお、「OPECプラス」は半年に1度の閣僚級会合を6月1日にウィーンで開く。7月以降も自主減産を延長するか協議する予定。
OPEC加盟国の原油生産量
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