OPEC加盟国の原油生産量
↓クリックすると拡大します↓
石油輸出国機構(OPEC)が6月11日に発表した月報によると、5月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量2.9万バレル増加の日量2662.9万バレルと、増加に転じました。
国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量3.2万バレル減の日量900.0万バレルでした。また、UAEは前月比日量0.7万バレル増、イラクは前月比日量0.7万バレル減、ナイジェリアは前月比日量7.4万バレル増でした。
OPEC非加盟は前月比日量15.2万バレル減少の日量1429.3万バレルと、2ヶ月連続で減少。ロシアは前月比日量11.9万バレル減の日量918.2万バレルでした。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体では前月比日量12.3万バレル減少の日量4092.2万バレルと、2ヶ月連続で減少しております。
2024年世界石油需要は前年比日量225万バレル増の日量1億0446万バレルとし、前月見通しで据え置いております。据え置きは3ヶ月連続。2025年は前年比日量185万バレル増の日量1億0631万バレルと、こちらも前月見通しで据え置いております。据え置きは2ヶ月連続。
OPECは、今年1-3月期の需要は日量5万バレル引き下げて、推定日量1億0351万バレルだった様で、予想より低い水準にとどまったものの、4-6月期は日量5万バレル引き上げて、通年の需要見通しを維持。下半期は旅行業界を中心とした消費が支えると予測。上半期は世界経済が堅調な成長を続けており、下半期も世界石油需要は日量230万バレル増と、好調が続く兆しがあるとしております。
なお、「OPECプラス」産原油の需要について、7-9月期は日量4360万バレルとし、現在の「OPECプラス」の産油量をはるかに上回る水準になると予想しております。
OPEC加盟国の原油生産量
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。