OPEC加盟国の原油生産量
↓クリックすると拡大します↓
石油輸出国機構(OPEC)が7月10日に発表した月報によると、6月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量8.0万バレル減少の日量2656.6万バレルと、減少に転じました。加盟12ヶ国中、増加した国は5ヶ国、減少した国は7ヶ国。
国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量7.6万バレル減の日量893.4万バレルでした。また、UAEは前月比日量1.7万バレル減、イラクは前月比日量2.6万バレル減、ナイジェリアは前月比日量1.0万バレル減でした。
OPEC非加盟は前月比日量4.5万バレル減少の日量1423.5万バレルと、3ヶ月連続で減少。ロシアは前月比日量11.4万バレル減の日量913.9万バレルでした。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体では前月比日量12.5万バレル減少の日量4080.1万バレルと、3ヶ月連続で減少しております。
2024年世界石油需要は前年比日量225万バレル増の日量1億0446万バレルとし、前月見通しで据え置いております。据え置きは4ヶ月連続。2025年は前年比日量185万バレル増の日量1億0631万バレルと、こちらも前月見通しで据え置いております。据え置きは3ヶ月連続。
OPECは「夏のドライブや夏季休暇の時期に、北半球での堅調な移動や航空旅行で燃料需要が押し上げられ、米国の需要が促進される」との見方を示しております。一方、供給に関しては今後数ヶ月と2025年は供給不足になると予測しました。
OPEC加盟国の原油生産量
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。