OPEC加盟国の原油生産量

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石油輸出国機構(OPEC)が8月12日に発表した月報によると、7月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量18.4万バレル増加の日量2674.6万バレルと、増加に転じました。加盟12ヶ国中、増加した国は9ヶ国、減少した国は3ヶ国。

国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量9.7万バレル増の日量901.5万バレルでした。また、UAEは前月比日量1.6万バレル増、イラクは前月比日量5.7万バレル増、ナイジェリアは前月比日量1.7万バレル増、ベネズエラは前月比日量0.7万バレル増、イランは前月比日量2.1万バレル増でした。

OPEC非加盟は前月比日量6.8万バレル減少の日量1416.0万バレルと、4ヶ月連続で減少。ロシアは前月比日量2.6万バレル減の日量908.9万バレルでした。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体では前月比日量11.7万バレル増加の日量4090.7万バレルと、4ヶ月ぶりに増加に転じております。

2024年世界石油需要は前年比日量211万バレル増の日量1億0432万バレルとし、前月見通しから日量14万バレル下方修正。中国の需要を引き下げたことが要因。

2025年は前年比日量179万バレル増の日量1億0611万バレルと、こちらも前月見通しから日量20万バレル下方修正しております。

OPECは「夏のドライブシーズンの開始が前年に比べて低調だったものの、輸送用燃料需要は自動車と航空が活発なため、引き続き堅調となる」との見方を示しております。

 

 

OPEC加盟国の原油生産量

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