OPEC加盟国の原油生産量

↓クリックすると拡大します↓

 

石油輸出国機構(OPEC)が9月12日に発表した月報によると、8月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量11.3万バレル増の日量2744.9万バレルと、増加に転じております。

国別で見てみると、自主減産を行っているサウジアラビアの産油量は、前月比日量8.8万バレル減の日量896.7万バレルになった一方で、ナイジェリアは前月比日量9.8万バレル増加。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」による協調減産の対象外となっているイラン(前月比日量14.3万バレル増)、イラク(前月比日量3.8万バレル増)、リビア(前月比日量2.8万バレル増)などが増加しております。

2023年世界石油需要は前年比日量244万バレル増の日量1億0206万バレルと予測。前月見通しから日量5万バレル上方修正。世界2位のエネルギー需要国である中国の需要量を日量1582万バレルと予測。前月見通しから日量5万バレル引き上げたことが要因。2024年は前年比日量225万バレル増の日量1億0431万バレルとし、前月見通しから日量1万バレル上方修正しております。

OPECは「特に観光と航空旅行の回復、堅調な自動車移動を踏まえると、現在の世界的な経済成長が石油需要をけん引すると予想される」とし、「2023年の世界石油需要はコロナ禍前の水準を超える」との見方を示しております。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。