SPDRゴールドの金保有残高

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世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前営業日比1.44トン減少の870.53トン。6営業日連続で減少となりました。なお、6営業日連続で減少したのは昨年10月(昨年10月3日~10日)以来となります。

10月22日に895.24トンまで増加。昨年8月10日以来の900トン台回復も意識され始めたものの、米長期金利の上昇が続く中で、金を手放す動きが強まり、残高の減少が続いております。

 

iシェアーズ・ゴールドの金保有残高

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とは言え、世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は同1.35トン増加の385.54トンと、2営業日連続で増加しており、トランプ次期大統領の政策を考慮した「トランプ・トレード」の活発化に伴う、リバランスの動きにも見えます。

米国の「政治リスク」は後退しつつあるものの、トランプ氏の積極財政政策下で財政赤字が拡大するとの見方は根強い様です。また、第2次トランプ政権下ではイランへの制裁が強化されるとの見方や、イスラエル政府が強硬姿勢を強めると見られており、中東情勢が一段と悪化するとの懸念から、引き続き「安全資産」として金を選好する動きは続くとの見方は多い模様。

 

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