国別 世界の金需要(四半期別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が7月30日に公表した「Gold Demand Trends」によると、2024年第2四半期(4-6月期)の世界金需要(宝飾品と投資需要の合計)は前年同期比13.5%減少の651.6トンと、4四半期連続マイナス。2020年第3四半期(554.9トン)以来の低水準に留まっております。

2023年Q2と2024年Q2の世界金需要(宝飾品と投資需要の合計)を比較してみると、公表されている32ヶ国・地域内で、前年同期比で増加した国は10ヶ国、減少させた国は22ヶ国でした。最も増加した国はベトナムで、同2.2トン増加。一方で、最も減少させた国は米国で、同17.7トン減少。

中国は同8.3%減少の166.3トン。6四半期ぶりにマイナスに転じ、2022年第2四半期(140.6トン)以来の低水準に留まっております。インドは同5.3%減少の149.7トンでした。なお、インドの金輸入量(ネット)は同8.0%増加の196.9トンでした。2024年1-6月期累計は376.3トン(2023年通期は746.0トン)。

 

国別 金需要(四半期別)

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増減の大きかった上位5ヶ国(前年同期比)

増加させた国

減少させた国

国 名

前年同期比 国 名

前年同期比

ベトナム

2.2トン 米国

-17.7トン

タイ

1.5トン 中国

-15.1トン

ロシア

0.8トン トルコ

-14.1トン

インドネシア

0.4トン ドイツ

-13.6トン

台湾

0.3トン インド

-8.4トン

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

 

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