中央銀行の金購入量(2025年、前年比)

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有金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が1月29日に公表した「Gold Demand Trends」によると、2025年の公的機関の金購入は863.3トンと、前年比21.0%減少。4年ぶりに1000トンを割り込んでおります。4-6月期(174.7トン)が2022年4-6月期(158.6トン)以来の低水準となったことが響いた模様。ただ、2010〜2021年の年間平均(473トン)は大幅に上回っております。なお、2025年10-12月期は230.3トンと、21四半期連続で買い越しております。

米ドルへの信認が低下する中、外貨準備の多様化の一環として新興国を中心に金準備を積み増す動きが続いている模様。また、西側諸国がウクライナ侵攻に対する経済制裁をロシアに対して行い、保有する米ドル資産が凍結される中、米国と距離を置く国は制裁下でも融通が利きやすい金へのシフトを強めているようです。

2025年時点の金保有国ベスト100で、前年から増加させた国は26ヶ国、減少させた国は9ヶ国でした。最も金準備を増加させた国はポーランドで102.0トン増加。一方、最も減少させた国はシンガポールで26.4トン減少。

 

増減の大きかった上位国(前年比、2025年)

増加させた国

減少させた国

国 名

前年比 国 名 前年比

ポーランド

102.0㌧ シンガポール

-26.4㌧

カザフスタン

57.0㌧ ガーナ

-11.9㌧

アゼルバイジャン

53.4㌧ ロシア

-9.3㌧

ブラジル

42.8㌧ フィンランド

-5.3㌧

中国

26.7㌧ ドイツ

-1.3㌧

チェコ

20.4㌧ トルコ

-1.3㌧

ギニア

13.2㌧ ヨルダン

-0.8㌧

イラク

11.9㌧ UAE

-0.4㌧

カンボジア

11.9㌧ メキシコ

-0.2㌧

ウズベキスタン

7.8㌧

※WGCのデータを基に豊トラスティ証券作成

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