世界白金需給(四半期別)
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白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」によると、2023年第3四半期(7-9月)の世界白金需給は1.2トンの供給不足となりました。供給不足となるのは3四半期連続。ただ、不足分は前期(マイナス10.6トン)から縮小しております。
世界白金総供給は前年同期比1.9%減少の55.1トン。内訳は、鉱山生産量は同0.9%増の43.6トン。南アフリカの生産量は同1.9%増の31.0トンで、前期(32.1トン)を下回っております。リサイクルは同15.6%減の10.9トンと、少なくともWPICがデータを公表し始めた2014年第3四半期以降の最低となった前期(10.7トン)をやや上回りました。
世界白金総需要は同23.9%増加の56.3トン。用途別に見てみると、自動車触媒は同13.8%増の24.7トン。自動車触媒を除いた産業需要は同5.5%増の17.9トン。宝飾品は同5.2%減の14.2トンでした。
投資需要はマイナス0.3トンと、前期(4.8トン)から急減。3四半期ぶりにマイナスとなっております。バー・コイン需要は同1.8トンと、前期(0.8トン)から増加したものの、ETF関連はマイナス3.1トンと前期(4.8トン)から急減しております。取引所在庫は0.9トン(前期はマイナス0.8トン)。
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