世界白金需給(四半期別)

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白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」は3月6日に「Platinum Quarterly」を発表。四半期別で見ると、2023年第4四半期(10-12月)の世界白金需給は2.3トンの供給不足となった様です。供給不足となるのは4四半期連続で、不足分は前期(マイナス0.9トン)から拡大しております。

世界白金総供給は前年同期比5.4%増加の57.6トン。内訳は、一次供給量(鉱山総供給量)は同11.3%増の46.8トンと、2022年第2四半期(47.5トン)以来の高水準となっております。生産量は同14.1%増の47.2トンと、2022年第2四半期(47.6トン)以来の高水準。鉱山在庫はマイナス0.3トン。南アフリカの生産量は同21.1%増の35.1トンで、2022年第2四半期(35.1トン)以来の高水準でした。

一方、二次供給量(リサイクル量)は同14.6%減の10.8トンと、少なくともWPICがデータを公表し始めた2013年以降の最低となっております。

世界白金総需要は前年同期比14.2%増加の59.9トン。用途別に見てみると、自動車触媒は同12.3%増の25.6トン。自動車触媒を除いた産業需要は同32.5%増の22.7トンと、2021年第2四半期(24.5トン)以来の高水準でした。宝飾品は同0.2%減の14.4トン。

投資需要はマイナス2.8トンと、前期(0.1トン)から急減。4四半期ぶりにマイナスとなっております。バー・コイン需要は同1.3トン(前期は2.3トン)、ETF関連はマイナス3.6トン(前期はマイナス3.1トン)、取引所在庫はマイナス0.5トン(前期は0.9トン)。

 

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