世界白金需給

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白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」は9月10日に「Platinum Quarterly」を発表。2024年の世界白金需給は32.0トンの供給不足になるとし、5月時点の見通し(14.8トンの供給不足)から不足幅が拡大。2年連続で供給不足となると予測しました。なお、2023年は22.7トンの供給不足とし、5月時点の見通し(26.5トンの供給不足)から修正されております。

上場投資信託(ETF)、取引所在庫、業界の運転在庫を除いた、利用可能な地上在庫は93.5トンと予測。5月時点の見通し(112.6トン)から引き下げられ、2020年(79.9トン)以来4年ぶり低水準となる見込み。

世界白金総供給は前年比1.0%減少の220.5トンと、2020年(214.6トン)以来、4年ぶり低水準に留まると予測。

世界白金総需要は前年比2.9%増加の252.5トンと、2019年(260.6トン)以来、5年ぶり高水準になると予測しております。

 

南アフリカの白金生産量

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世界白金需給(データ)

2022年

2023年 2024年

前年比

鉱山総供給

173.0㌧ 174.6㌧ 171.3㌧

 -1.9%

  鉱山生産量

171.7㌧ 174.3㌧ 171.3㌧

 -1.7%

  (南アフリカ)

121.8㌧ 123.1㌧ 120.8㌧

 -1.9%

  鉱山在庫

1.3㌧ 0.3㌧ 0.0㌧

リサイクル量

54.9㌧ 48.1㌧ 49.2㌧

 +2.3%

総供給

227.9㌧ 222.7㌧ 220.5㌧

 -1.0%

自動車触媒需要

86.1㌧ 100.0㌧ 100.7㌧

 +0.7%

宝飾品需要

59.1㌧ 58.1㌧ 62.0㌧

 +6.7%

触媒を除く産業需要

72.0㌧ 73.3㌧ 73.7㌧

 +0.6%

投資需要

-16.0㌧ 14.0㌧ 16.1㌧

+14.6%

総需要

201.1㌧ 245.5㌧ 252.5㌧

 +2.9%

地上在庫

148.2㌧ 125.5㌧ 93.5㌧

需給バランス

26.7㌧ -22.7㌧ -32.0㌧

※豊トラスティ証券調べ、2024年はWPICの予測

※小数点以下は四捨五入につき、合計は必ずしも一致しない

※前年比は2023年と2024年の比較

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。