NY金
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先週のNY金(中心限月)は、前週末比21.7ドル安の4049.1ドルで終了。反落に転じました。引き続き4000ドル台で揉み合う展開が継続。中東情勢が再度緊迫化し、原油相場が堅調に推移する中、インフレ再燃懸念からFRBが早期に利上げに動くとの思惑が強まり、米長期金利が上昇。ドルが主要通貨に対して強含み、相対的なドル建て商品の割高感が意識されて上値の重い展開が続く一方、新興国を中心とした中央銀行の金購入が相場を下支えしているようです。
FRBはFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を5会合連続で据え置くことを決定。声明公表後の記者会見でウォーシュFRB議長は、「タカ派」姿勢を維持したものの、市場の一部で予測されていた「サプライズ利上げ」が無かったことから、主要通貨に対してドルが売られる展開となりました。相対的なドル建て商品の割安感が意識される中、中心限月の切り替えも重なり、7月30日に4180.2ドルまで上昇するなど、終値ベースでは6営業日ぶりに4100ドル台を回復しております。
ウォーシュ議長は会見で2%超えの物価を許容しない姿勢を改めて示し、「必要があれば行動を起こすことをためらわない」と述べたものの、利上げは「唯一の解決策ではない」とも発言。市場の想定ほどタカ派ではないとの見方が出ております。
とは言え、中東情勢が再度緊迫化し、原油相場が堅調に推移する中、インフレ再燃懸念は根強いです。FRBのインフレ対応が後手に回るとの懸念から米長期金利は高止まりしております。
また、ウォーシュ議長は金融政策の先行き指針である「フォワードガイダンス」に否定的で、見通しを語ることに慎重な姿勢を崩していないため、米金融政策の先行き不透明感は依然強く、下値不安が解消されづらいとの見方もある模様。
テクニカル的にも一目均衡表の雲が切り下がる中、引き続き上値の重い展開が続きそうです。一方で、新興国を中心とした中央銀行の金購入が相場を下支える中、4100ドルを中心とした4000-4200ドルのレンジでしばらく推移するでしょうか。目先は切り下がって来ている50日平均線を上抜くことができるか注目されます。
なお、ロイター通信の市場調査によると、2026年金平均価格は4509ドル(3ヶ月前の見通しは4916ドル)、2027年は4610ドル(同5100ドル)となり、共に前回調査から下方修正されました。ただ、中銀の金購入や財政悪化への懸念が引き続き相場の下支えになるとの見方が多い模様。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比2.29トン減少の1007.02トンと、減少に転じました。世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比0.64トン減少の461.59トンと、同じく減少に転じております。
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