NY金
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NY金(中心限月)は、中東情勢の緊迫化が続いて原油相場が堅調に推移し、インフレ再燃懸念から米長期金利の上昇が継続。ドルが主要通貨に対して強含み、相対的なドル建て商品の割高感が意識される中、上値の重い展開が続いていたものの、トランプ米大統領がSNSで、ホルムズ海峡の開放などを巡る合意成立を条件に、イランへの攻撃停止を宣言。中東情勢を巡る懸念が和らぐ中、原油相場が急落。米長期金利が低下したことを受けて、8月4日に急伸となり、50日平均線を突破。翌5日も大幅高となり、6月17日以来の4300ドル台を回復。6日に4363.7ドルまで上昇する場面も見られるも、ホルムズ海峡の航行正常化を巡る不透明感が根強い中、3営業日ぶりに反落となりました。
なお、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は8月6日時点で1014.72トン。4日から6日まで3営業日連続で増加中。残高は6月23日(1017.65トン)以来の水準を回復しております。また、有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、中国やポーランドを中心に6月も中央銀行の金購入は活発だったようです。
今週発表された7月ADP全米雇用報告や6月米雇用動態調査(JOLTS)が、共に市場予想を下回り、米労働市場の減速が意識され始める中、CMEが公表している「フェドウォッチ」によると9月に利上げを行うとの見方は8月5日時点で54.4%、据え置きは45.6%となっており、FRBが9月のFOMCで政策金利を据え置くとの見方が増え始めております。
インフレ再燃懸念が根強い中、12日に発表される7月米消費者物価指数(CPI)の結果を待つ向きも多いようですが、7日に発表される7月米雇用統計でも米労働市場の減速が確認されるようですと、FRBによる早期利上げ懸念が後退して、金に見直し買いが入る可能性がありそうです。
テクニカル的にMACDが上昇基調にある中、50日平均線をサポートに4月17日の高値4917.7ドルから6月30日の安値3955.4ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準4323.0ドルを終値で上抜いて、半値戻し水準4436.6ドルや100日平均線を意識した動きになって行くか注目されます。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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