NY白金
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比28.4ドル安の1797.6ドルで終了。3週連続で下落しております。堅調な8月米雇用統計を受けて、FRBによる早期利上げ観測が高まる一方で、ロンドン金属取引所(LME)の銅3ヶ月先物が最高値を更新するなど非鉄金属の上昇が続く中、1800ドル台前半で堅調に推移。9月9日に1892.5ドルまで上昇するも、200日平均線を上抜くことができず。原油相場の急騰を受けてインフレ再燃懸念が強まる中、米長期金利が一時4.95%を付けるなど、2023年10月以来の高値まで上昇したことが嫌気されて、10日は急反落。翌11日も続落となりました。
8月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%上昇。伸び率は前月と同水準で、市場予想とも一致。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.4%上昇と、前月(2.5%上昇)からの伸び率がやや鈍化(市場予想は2.4%上昇)。おおむね市場予想通りだったため、米長期金利が低下。また、主要通貨に対してドルが売られる展開となり、相対的にドル建て商品に割安感が意識される中、1822.4ドルまで上昇する場面も見られております。ただ、米長期金利が持ち直すにつれ、上げ幅を縮小し、マイナス圏で終了となりました。
今週は15、16日の両日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控える中、上値の重い展開が続きそうです。引き続き100日平均線を中心に50日平均線と200日平均線のレンジで推移することが想定されます。市場が年内の利上げを織り込んで推移する中、FOMCを受けて材料出尽くし感が強まるか注目されます。
なお、白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」は9月9日に最近の需給レポートを公表。2026年世界白金需給は8.2トンの供給過剰になると予測。5月時点の見通し(9.2トンとの供給不足)から一転して供給過剰となり、予想通りとなれば4年ぶりに供給不足が解消される見込み。投資需要が5月時点の見通しから大幅に下方修正されたことが要因。ただ、地上在庫は62.5トンと、世界需要の3~4ヶ月分に留まる見込みで、需給のひっ迫感が引き続き意識されそうです。
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