NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比82.8ドル高の1090.0ドルで終了と、3週連続で上昇しております。5月9日から17日まで7営業日続伸中。改めて需給の引き締まりが意識され始める中、5月10日に4月12日以来1ヶ月ぶりに1000ドル台を回復。4月12日の高値1020.5ドルを上抜いたことで騰勢を強める中、5月15日に節目の1050ドルを突破。17日には1100.5ドルを付ける場面も見られるなど、1100ドル台にタッチする場面も見られております。
NY白金(中心限月)とNY金(中心限月)の鞘は5月17日終了時点で1327.40ドル。一時期に比べると縮小して来ているものの、依然として大幅な逆ザヤとなっており、相対的な白金の割安感が意識されている様です。
急ピッチな上昇を受けて相対力指数(RSI)は80%を突破して来ており、目先は買い方の利喰い売りに押される場面も出て来そうですが、MACDが上昇基調を強める中、昨年5月11日以来の1100ドル台を回復する様ですと、同年4月21日の高値1148.9ドルを意識した動きになる可能性もありそうです。
なお、既報通り白金製錬業の英ジョンソン・マッセイ(JM)社は最新の需給レポートで、2024年の世界白金需給は18.6トンの供給不足となり、2年連続で供給不足となるとの見方を示しましたが、白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」も最新の需給レポートで、2024年の世界白金需給は14.8トンの供給不足になるとし、3月時点の見通し(13.0トンの供給不足)から不足幅を引き上げております。
NY白金とNY金の鞘
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