NY金
↓クリックすると拡大します↓
©Copyright Jiji Press Ltd. All rights reserved
・WGCの需給レポートはこちら
・金の地上在庫はこちら
・世界の金生産量はこちら
・公的機関の金準備はこちら
・海外投資家の米国債保有額はこちら
・中国の金準備はこちら
・中国の金輸入量はこちら
・スイスの金輸出量はこちら
先週のNY金(中心限月)は、前週末比227.7ドル安の4365.3ドルで終了。下落に転じました。50日平均線がレジスタンスとして意識されて上値が重い中、5月27日は終値では3月27日以来の4500ドル割れで終了。200日平均線で下支えられる中、その後は4500ドルを挟んだ揉み合いが続いていたものの、市場予想を上回った米雇用統計を受けて、5日に急落。
米労働省が発表した5月米雇用統計で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増と、伸びは前月(改定値、17.9万人増)からやや縮小したものの、市場予想(8.5万人増)を大幅に上回りました。原油相場の高止まりが続く中、インフレ対処のためにFRBが早期に利上げに動くとの観測が急速に拡大。米長期金利が上昇する中、金利の付かない資産である金が売り込まれる展開となりました。
また、主要通貨に対してドルが買われる展開となり、相対的にドル建て商品に割高感が生じたことも嫌気された模様。200日平均線を割り込んだことで下げ幅を拡大し、一時4336.6ドルまで下げるなど、終値ベースでは1月初旬以来、約5ヶ月ぶり安値で終了しております。
米国とイランの戦闘が終結するかは不透明な情勢が続く中、イラン関連のヘッドラインに振らされる展開が続きそうです。原油需給のタイト感が強まる中、原油価格は当面高止まるとの懸念が強まっております。一方で、米労働市場は底堅く推移していることから、FRBはインフレ対応で早期に利上げに踏み切るとの見方が拡がっております。
CMEが公表している「フェドウォッチ」によると、2026年末時点の政策金利が現行の3.50〜3.75%で据え置かれるとの見方は6月5日時点で28.5%、年1回以上の利上げ見込みは7割を超えてきております。
また、ケビン・ウォーシュFRB新議長は、目先の金融政策の方向性について未だ発言していない上に、FRBによる情報発信のあり方を見直す意向を示していることから、米金融政策の先行き不透明感も強まっております。そのため、少なくともFOMC(米連邦公開市場委員会)までは上値の重い展開が続きそうです。なお、今週は10日に5月米消費者物価指数(CPI)が発表されます。
このまま200日平均線を上回れないようですと、短期的に直近安値4100.0ドル(3月23日)辺りまで下げて来ることも想定されますが、中銀を中心とした実需の買いが引き続き相場を下支えするとの見方が多い模様。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
↓クリックすると拡大します↓
最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比9.23トン減少の1019.92トンと、3週連続で減少。
世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比0.33トン増加の478.80トンと、5週ぶりに増加に転じました。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。

