日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比290.75円安の39232.80円で終了となり、反落。先週末の米国市場で主要3指数が揃って下落したことや、イランが在シリア大使館空爆への報復として、イスラエルに対して4月13日に約350の無人機やミサイルによる大規模攻撃を行うなど中東情勢が緊迫化する中、投資家のリスクオフ姿勢が強まった様で、売りが先行。一時38820.95円まで下げる場面も見られております。ただ、直近安値38774.24円(4月5日)を維持したことから、引き続き押し目買いが入った様で、安値からは切り返して終了しております。

目先は、このまま「地政学リスク」が落ち着くかが焦点となりそうですが、テクニカル的にはMACDが下げ基調を強めている上に、3月22日を起点としたダウン・トレンドや25日平均線がレジスタンスとして意識される中、Wトップ型が意識され始めており、今週も上値の重い展開が想定されます。本日は一目均衡表の雲がサポート・ラインとして意識された様に見えますが、雲に入り込んで行く様ですと、3月12日の安値38271.38円、次いで年初来安値を付けた1月4日安値32693.18円から年初来高値となっている3月22日の高値41087.75円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準37881.02円や昨年10月30日を起点としたアップ・トレンド辺りまで下げて来ることも想定されます。

なお、鈴木財務相は、東京外国為替市場で一時1ドル=153.70円台まで円安が進行したことを受けて、「しっかりと注視している。万全の対応を取りたいと思う」と述べ、市場の動きをけん制しております。

 

 

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