日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比37.98円安の38236.07円で終了となり、続落。昨晩の米国市場でハイテク株安となったことを受けて、半導体株を中心に売りが先行。一時37958.19円まで下げるも、終値では引き続き38000円を維持しております。

大型連休の谷間であることに加えて、週末に4月米雇用時計の発表を控えていることから、積極的には買いづらく、本日の上値の重い展開が継続。

政府・日銀による円買い介入が行われているとの観測が拡がり、円安が一服するとの見方が強まる中、輸出企業の利益を一段と押し上げるとの期待が後退。また、相場の牽引役だったハイテク株に期待先行感が高まり、失望売りを浴びる中、上値の重い展開が続いております。

とは言え、日銀は4月の金融政策決定会合で現行の金融政策の維持を決定。日銀の緩和的な金融環境が継続するとの見方を支えに、引き続き安値では買いが入り易いとの見方は多い様です。

テクニカル的には、切り下がって来ている25日平均線が気になるところですが、MACDがゴールデン・クロスとなったことから、75日平均線を再度上抜き、3月22日を起点としたダウン・トレンドや3月22日の高値41087.75円から4月19日の安値36733.06円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準38396.55円も突破する様ですと、半値戻し水準38910.41円を意識した動きになることが想定されます。来週も引き続き、トヨタなど国内企業の決算発表に注目が集まりそうです。

なお、内閣府が発表した4月消費動向調査によると、消費者心理の明るさを示す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比1.2ポイント低下の38.3と、昨年9月以来、7ヶ月ぶりに下落しております。ただ、基調判断は4ヶ月連続で「改善している」を維持。

 

 

 

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