日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比907.92円高の38460.08円で終了となり、3営業日続伸。昨晩の米国市場で主要株価指数が揃って上昇したことを受けて、幅広い銘柄に買いが入った様です。4月18日以来、4営業日ぶりに38000円台を回復しております。

米テスラが発表した2024年1-3月期決算は売上高が市場予想を下回ったものの、低価格な新製品の開発などのてこ入れ策を示したことで、時間外取引でテスラ株が急伸。今後発表されるハイテク大手の決算への期待が高まる中、投資家のリスク選好姿勢が高まった様で、一時38460.08円まで買い進められるなど、75日平均線を上回って終了。

主要企業の決算発表や日銀金融政策決定会合を控える中、積極的には買いづらいとの見方や、自律反発の動きに過ぎないと慎重な見方もある様ですが、MACDも下げ止まりつつあるだけに、このまま3月22日を起点としたダウン・トレンドを上抜くことが出来るか注目されます。

なお、政府は4月23日に公表した4月の月例経済報告で、景気の全体判断を「このところ足踏みも見られるが、緩やかに回復している」で据え置いております。海外経済は「一部の地域において弱さが見られるものの、持ち直している」との判断を維持。このうち、中国は「持ち直しの動きに足踏みが見られる」から、「政策効果により持ち直しの兆しが見られる」に上方修正。

先行きに関しては、大幅賃上げの動きが広がっていることなどを背景に、「緩やかな回復が続くことが期待される」との見方を維持。ただ、従来通り、米欧による金融引き締めの影響などで海外経済が減速するリスクを指摘しております。

能登半島地震が名目GDP(国内総生産)に与える影響を推計し、2024年1-3月期に石川、富山、新潟3県で900億~1150億円程度の直接的な経済損失があったと試算しております。部品供給網を通じて全国に波及した生産減少に伴う損失額は700億~850億円で、合計損失額は2000億円規模になる模様。

 

 

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