日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比492.07円安の39598.71円で終了となり、3営業日続落。下げ幅は今年最大で、昨年12月21日(535.47円安)以来の大きさ。

昨晩の米国市場で、主要3指数が反発に転じたことが好感されて、一時40472.11円まで買い進められて、3営業日ぶりに最高値を更新する場面も見られております。

ただ、昨晩お伝えした様に、一部メディアが3月にも日銀がマイナス金利を解除させる可能性があると報じたことから、買い方の利喰い売りが先行。午前中に、日銀の中川順子審議委員が国内経済について「賃金と物価の好循環が展望できる」と発言したこともあり、下げ幅を拡大。日銀が早期にマイナス金利政策を解除するとの思惑が拡がる中、円高基調が強まり、輸出関連株を売る動きも見られる中、一時39518.40円まで下げるなど、4営業日ぶりに節目の40000円を割り込んで終了。「包み線」型で終了しております。

テクニカル的(3月7日時点)に、25日平均線との上方乖離率は3.77%と、節目の5%を5営業日ぶりに下回りました。相対力指数(RSI)も70.52%まで低下。一方で、「包み線」型となる中、MACDはデッド・クロスとなっただけに、このまま40000円台に戻せない様ですと、しばらく調整場面が続く可能性もありそうです。

なお、今晩は欧州中央銀行(ECB)定例理事会が開催されます。ユーロ圏のインフレ率は鈍化してきているものの、2%の物価安定目標より高い状態が続いており、政策金利を4会合連続で据え置くとの見方が大勢を示しております。

また、最新の物価見通しが公表される予定。声明公表後の記者会見で、ラガルド総裁が利下げの時期についてどこまで言及するか注目されます。

 

 

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