日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比509.40円安の37961.80円で終了となり、3営業日続落。2月14日以来2ヶ月ぶりに38000円を割り込んで終了しております。最近の下落を受けて、自律反発を期待した買いが先行。ただ、昨晩もパウエルFRB議長が米国の高インフレの継続に懸念を示す中、FRBによる早期利下げ観測が後退。米長期金利が一時4.69%と、2023年11月以来の高水準を付けたため、日本の長期金利も一時0.885%と、2023年11月13日以来5ヶ月ぶり高水準まで上昇。相対的な割高感が意識され易い半導体関連株を中心に売りが広がった様です。

3月12日の安値38271.38円を維持出来ずに、下げ幅を拡大する中、安値引けとなっております。テクニカル的に、3月12日の安値を割り込んだことでWトップ型が意識され始める中、MACDも下げ基調を強めております。今後は一目均衡表の雲の上限がレジスタンスとして意識される可能性がありそうですが、目先は年初来安値を付けた1月4日安値32693.18円から年初来高値となっている3月22日の高値41087.75円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準37881.02円や昨年10月30日を起点としたアップ・トレンドを維持出来るか注目されます。

なお、財務省が発表した2023年度貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆8919億円の赤字でした。3年連続で赤字となったものの、赤字額は過去最大だった前年度(22兆0579億円)から大幅に縮小しております。輸出は前年度比3.7%増の102兆8983億円と、過去最高を記録。初めて100兆円を上回っております。輸入は10.3%減の108兆7901億円。円安が進んだものの、資源価格の下落に加えて、輸入量が減少。同時発表された3月貿易収支は3665億円の黒字(前年同月は7509億円の赤字)で、3ヶ月ぶりに黒字に転じております。

また、日本政府観光局が発表した3月訪日外国人数(推計値)は前年同月比69.5%増の308万1600人でした。コロナ禍前の2019年同月(276万0100人)からは11.6%増加。統計をとり始めた1964年以降、300万人を突破したのは初めて。単月で過去最高だった2019年7月(299万1200人)を上回っております。

観光庁が公表した2024年1-3月期旅行消費額(速報値)は1兆7505億円と、四半期ベースで過去最高となっております。円安や物価上昇などの影響で伸びた模様。1人当たりの旅行支出は2019年同期比41.6%増の20万8760円でした。

 

 

 

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