NY金
↓クリックすると拡大します↓
©Copyright Jiji Press Ltd. All rights reserved
・WGCの需給レポートはこちら
・金の地上在庫はこちら
・世界の金生産量はこちら
・公的機関の金準備はこちら
・海外投資家の米国債保有額はこちら
・中国の金準備はこちら
・中国の金輸入量はこちら
・スイスの金輸出量はこちら
先週のNY金(中心限月)は、前週末比29.4ドル高の4125.7ドルで終了。反発に転じました。6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を受けて、FRBによる年内の利上げ観測が強まる中、ドルが主要通貨に対して強含んでいるため、相対的なドル建て商品の割高感が意識されて上値の重い展開が継続。4000ドル割れを試す動きが続く中、6月30日に3955.4ドルまで下げるも、終値では心理的節目の4000ドルを維持。
金ETFからは投機資金の流出が止まらず、金価格の上値を抑える一方で、テクニカル的に相対力指数(RSI)が30%台で推移し、売られ過ぎ感が強まる中、安値を買い拾う動きが強まっているようです。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のネット・ロングは6月23日時点で18万1339枚と、2週連続で増加。1月25日時点(20万5396枚)以来の水準を回復しております。
欧州中央銀行(ECB)主催の「ECBフォーラム」の討議に参加したウォーシュFRB議長は、金融政策の方向性には言及しなかったものの、議長就任後の4週間でインフレ期待やインフレリスクが「低下した」と発言。
また、6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比5.7万人増と、市場予想(11.0万人増)を下回り、4月、5月分も下方修正されたことから、FRBによる早期利上げ観測がやや後退。見直し買いが入る中、1、2日は続伸。2日に4157.1ドルまで上昇する場面も見られております。
とは言え、CMEが公表している「フェドウォッチ」によると、2026年末時点の政策金利が現行の3.50〜3.75%で据え置かれるとの見方は7月2日時点で22.1%、年1回以上の利上げ見込みは依然8割近い状態となっており、原油価格の下落を受けて、インフレ再燃懸念が後退するかが焦点となりそうです。
週明けの時間外取引も続伸してスタートしているだけに、引き続き心理的な節目である4000ドルを終値で維持しつつ、5月12日を起点としたダウン・トレンドを上抜くようですと、4月17日の高値4917.7ドルから6月24日の安値3975.7ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準4335.5ドル超えを試す動きになることも想定されます。
なお、今週は8日にFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(6月16、17日開催分)が公表されます。6月FOMCはタカ派な内容だったとの見方が多いだけに、会合の内容やFOMCメンバーがどの程度タカ派的な姿勢に傾いているのかなどが注目されそうです。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
↓クリックすると拡大します↓
最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比3.72トン減少の1001.37トンと、2週連続で減少しております。
世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比2.50トン減少の463.05トンと、4週連続で減少。
◆JPモルガン、2026年末の金価格見通しを引き下げ
米金融大手JPモルガンは、今年の金価格見通しを引き下げ、4-6月期に1オンス=4300ドル、10-12月期に4500ドルまでの上昇にとどまるとの見方を示しました。主要セクターからの金需要が予想ほど強くならないとの見方が理由。6月9日時点では、年末までに6000ドルまで上昇する可能性はあるとの見方を示していました。
ただ、長期的な強気姿勢は維持。2027年に一段と上昇する余地があるとの見方を示しております。各国中銀による金購入や現物需要が強まるとの見方が理由。
一方、夏の残り期間に強めの米経済指標が発表されれば、FRBが早期に利上げに踏み切る可能性があるため、予想に対するリスクは下振れ方向に傾いているとの見方も示しております。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。

