NY金
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先週のNY金(中心限月)は、100日平均線をサポートに4400ドルを維持していたものの、米長期金利が2年11ヶ月ぶりに5%の大台を突破する中、週明け9月14日に急落。その後も軟調な地合いが続くも、50日平均線がサポート・ラインとして意識される中、終値では4300ドルを維持しております。
FRBはFOMC(米連邦公開市場委員会)で、全会一致で3年2ヶ月ぶりに利上げを決定。ウォーシュFRB議長は声明公表後の記者会見で、「インフレ率は依然として高い水準にある上に、その状況が長く続いている」と述べ、物価上昇への警戒を改めて示しました。FOMCメンバーの政策金利見通しである「ドット・チャート」でも年内あと1回の利上げの可能性が示唆されたことから、米長期金利が上昇。また、主要通貨に対してドルが買われる展開となり、相対的にドル建て商品に割高感が意識される中、16日に一時4273.3ドルまで下げる場面も見られております。
ただ、全会一致で利上げを決定し、ウォーシュ議長がインフレ抑制に取り組む姿勢を示したことで、FRBに対する市場の信認が高まり、米長期金利が低下したため、安値は買い拾われております。翌17日も続伸となりました。
50日平均線がサポート・ラインとして意識されている中、100日平均線を上抜きつつあります。また、MACDは下げ止まりつつあることから、このまま4400ドル台を回復するようですと、200日平均線を意識した動きになって行くことも想定されます。
ただ、前述のようにFRBに対する市場の信認が高まったことを受けて米長期金利の上昇は一服していますが、原油相場が100ドルを維持する中でインフレ再燃懸念は根強いようです。
そのため、米長期金利が高止まりする中、引き続き上値の重い展開が続きそうです。とは言え、米連邦債務が40兆ドルを突破するなど世界的な財政拡大傾向にあることや「地政学的リスク」の高まりに対する懸念から、引き続き安値は「安全資産」として買い拾われそうです。なお、世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・シェアの金保有残高は9月17日時点で前週比5.42トン増加しております。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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