NY金
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NY金(中心限月)は、米長期金利の上昇やドルの独歩高が続く中、上値の重い展開が継続。8月米個人消費支出(PCE)物価指数が市場予想を下回り、9月米雇用統計も米労働市場の減速を示す内容となったことから、FRBが利上げを急がないとの見方が拡大。10月1日に4営業日ぶりに4200ドル台を回復し、翌2日に一時4259.0ドルまで上昇するも、一旦は低下した米長期金利が上昇に転じたことから、高値を維持できず。
今週は4100ドル台揉み合いが続いていたものの、米長期金利が一時5.36%まで上昇し、2002年4月以来の高水準を付ける中、7日に急落。一時4091.2ドルまで下げる場面も見られるも、安値は引き続き買い拾われております。
CMEが公表している「フェドウォッチ」によると、10月に利上げを行うとの見方は10月8日時点で17.2%、据え置きは82.8%となっております。利上げ派が一時7割近くを占めていたものの、現在は2割を切っております。ただ、米経済の底堅さが意識される中、12月に利上げを行うとの見方は82.6%、据え置きは17.4%と、依然として年内の利上げ観測は根強いようです。
FRB高官から早期利上げに慎重な発言が目立つものの、原油高に伴うインフレ再燃懸念や米国の財政不安から米長期金利の上昇が続いているため、もうしばらく上値の重い展開が続きそうです。
一方で、4000ドル付近では新興国を中心とした中央銀行の金購入が相場を下支えるとの見方は根強い模様。また、欧州の政情不安や世界的な財政拡大傾向に対する懸念から、金ETFの残高は増加傾向にあります。目先は国慶節に伴う大型連休明けの中国勢の動向が注目されます。
来週は14日に9月米消費者物価指数(CPI)、翌15日に9月米卸売物価指数(PPI)の発表を控えており、様子見姿勢が強まる可能性もありそうですが、テクニカル的にMACDが下げ止まりの動きを見せていることに加えて、相対力指数(RSI)が40%を割り込んで推移する中、安値を買い拾う動きは根強いだけに、引き続き4200ドルを中心とした狭いレンジで推移しそうです。
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