米ドル・円
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米ドル・円は、「中銀ウィーク」となる中で様子見ムードが強まり、引き続き160円台前半で推移。
日銀は15、16日の両日に金融政策決定会合を開催し、政策金利を「1.00%程度」に引き上げることを決定。利上げは昨年12月以来4会合ぶり。金利水準は1995年9月以来、約31年ぶり高水準となったものの、市場では利上げは既に織り込み済みであったことに加えて、入院している植田日銀総裁に代わり、声明公表後の記者会見を行った内田副総裁が今後の利上げペースについて明確なヒントを出さなかったことから、円安は止まらず。
その後、16、17日の両日に行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、FRBは市場の想定通りに4会合連続で政策金利を据え置くことを決定。
ただ、合わせて公表されたFOMCメンバーの政策金利見通しであるドットチャートでは、ウォーシュFRB議長を除く18人の参加者のうち、9人が年内に0.25%以上の利上げを見込んでいることが明らかとなりました。ウォーシュFRB議長の会見も「タカ派」だったとの受け止めが拡がる中、年内の利上げ観測が高まったため、円売りドル買いが加速。4月末の円買い介入直前に付けた4月30日の160.72円を上回り、18日に一時161.81円まで円安が進むなど、2024年7月10日以来の161円台に乗せております。
「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」と言われるが、米ドル・円は2年前の韻を踏んでいるとの見方が出始めているようです。2024年はGW中に円買い介入を実施し、7月に再度介入を実施しました。
政府が介入の前段階にあたる「レートチェック」を実施したとの噂をきっかけに円が急伸する場面も見られるなど、2024年7月3日の161.95円が迫る中、政府・日銀による円買い介入への警戒感が強まっております。
米国とイランの和平合意を受けて、原油高や貿易収支の悪化懸念は後退しつつあるものの、前述のようにFRBが年内に利上げに動くとの観測が強まる中、日米金利差拡大観測が強まっているため、来週も円売りドル買いの動きが継続しそうです。当局の円安牽制トーンは上がっていないとの見方もあるだけに、このまま162円台に乗せて来ることも想定されます。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは6月9日時点で前週比1万6251枚減少のマイナス14万5818枚と、5週連続で減少。15週連続でネット・ショートとなっております。
IMM円のネット・ロング
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