現物の受け渡しができる 「現受け」「現渡し」
先物取引では、値動きによって生じた差損益のみを受け渡しして取引を終える差金決済という決済方法のほかに、物品と代金の受け渡しを行って取引を終える受渡決済という決済方法があります。
この受渡決済において、代金を支払って物品を受け取ることを【現受け】、物品を渡して代金を受け取ることを【現渡し】といいます。
先物市場を活用して柔軟な金の売買も!
【活用例1】
取引期間を自由に選択!
通常の金の購入や売却では、「金標準」の当限(期限の一番短いもの)を指標価格としましたが、先物取引では期限の長いものもお取引いただくことができます。
期限の違いによって値段も異なっているため、より有利な値段でお取引いただくことができます。
【活用例2】
マーケット状況で決済方法を選択!
金標準では、受け渡しの判断は期限となる月の15日(休業日の場合は繰り上げ)に行えばいいため、差損益の状況によっては差金決済を選択することもできます。
図の例1のように値上がりによって利益が発生している場合は差金決済で利益のみ受け取る、逆に、例2のように値下がりによって損失が発生している場合は【現受け】して長期保有で値上がりを待つこともできます。
また、受け渡しを行うまでは総代金は必要なく、総代金の一部を担保となる証拠金としてお預けいただくことで取引に参加できるため、資金効率の高さも魅力です。
【活用例3】
受け取った金倉荷証券を取引に!
【現受け】した金は倉荷証券として受け取りますが、倉荷証券はもちろん金地金に替えることも可能です。また、先物取引の証拠金にご利用いただけます。
倉荷証券の場合、金地金は取引所が指定する倉庫会社が保管するため、地金の保管場所にお困りの場合にも便利です。この場合、倉敷料(保管料)が必要となります。
なお、金地金を【現渡し】する場合は、事前に地金を倉荷証券に換える必要があります。
- こんな方におすすめです!
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- ・地金や売却代金がすぐに必要なわけではなく、少しでも有利な価格で購入や売却を行いたい。
- ・長期の保有だけでなく、短期的に値上がりした場合には売却も検討している。
- ・地金の売買代金を、受け渡しまでの間は有効活用したい。
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豊トラスティ証券の取扱い金地金は1kg、500g、100gバーの3種類で、純度99.99%のものです。ロンドン金市場認定業者が溶解または検定し、かつ大阪取引所の受渡し供用品銘柄として指定されたもので「グッド・デリバリー・バー」と呼ばれ、世界的にどこでも取引できる一流ブランド品ですから、安心してお買い求めいただけます。
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